ドトールで出会った父の瞳に…
これまた広島の実家に帰った時のこと。
両親と街ブラしていて、
喉が乾いたからどこかで何か飲もうとなった。
近くにドトールがあったので、とりあえず店前のメニューをチェック。
母「カフェラテにしよーっと」
私「私、ソイラテかな」
メニューを見ながら考えあぐねる父。
父「すごい甘いんかのぉ」
私「んー、物によると思うけど。どれがいいの?」
父「ハニーカフェオレ。これはグラスにカップを注ぐってことじゃろ?すごい甘くなりそうじゃわ」
私「え???」
どうやら父はこのメニューを見て、
グラスとカップがセットで、カップは甘さ追加のために注ぐものだと思っていたよう。
身体中に電気が流れるような衝撃だった。
そんな見方があったなんて……
けど言われてみれば確かに、これはセット商品に見える。
むしろ、セットにしか見えなくなる。
ホット、アイスという記述もないしさ。
それなのになぜ私と母は、このメニューを見て、素直にアイスとホットの別物だと判断してきたのだろうか?
幼い子供がキラキラ光る純粋な瞳で見たら、絶対セットだと思うでしょ。
私にはもうそんな純粋さはない…と思うと悔しかった。
俗世にまみれるってこういうこと?
とにかく60年近く生きていながら、
純粋に物事を捉えることのできる父の瞳に、
乾杯。(ハニーカフェオレで)
↑これが言いたかっただけw